Home > 写真 > ポルシェ・パナメーラ・ターボS

Making of CAR GRAPHIC

写真

2011.08.10

ポルシェ・パナメーラ・ターボS

CGスタッフはドイツで行なわれた、
パナメーラ・ターボSの試乗会に参加してきました。
速度無制限区間を含むアウトバーンのあるドイツ以外では、
この車の試乗会は開催不可能でしょう。

良い車はどんな速度で走っても良いものですが、
パナメーラ・ターボから強化された+50psのパワーと、
0-100km/h加速タイム3.8秒という異様なパフォーマンス。
これを体感しなければ、ターボSの試乗会に来た意味はありません。

しかしながら、普通のパナメーラ・ターボでも、
5m級4WDでありながら、“ノーズが浮く”全開加速をするのに、
それより速いなんてどういう車なのだろう……というのが、
試乗するまでずっと疑問でした。

ポルシェの試乗イベントは、
のどかな片田舎で行なわれることが多いそうです。
今回もそんな例に洩れず、いわゆる「来い、乗れ、帰れ」式。
こちらも「来た、乗った、帰る」で大満足なのは、
朝食時から夜遅くまで話に付き合ってくれるエンジニアがいることが、
その理由のひとつとして挙げられるかもしれません。

今回、もっとも長く日本人チームと親交を深めてくれたのは、
このアンドレアス・プロプストレさん。パナメーラのシャシー担当エンジニアです。
ツイッター界隈で話題になった「次期911は4輪操舵を検討中」の“発信源”でもあります。
(あくまで検討中。開発中なのですから、なんでも検討するのが自然でしょう。)
笑顔を絶やさず気さくに質問に答えて下さる方でした。
それなのにこんな渋い顔のセピア色写真なのは、
たまにはこういうのもカッコいいかも、という純粋な遊びです(すみません)。
プロプストレさんの本来のお姿とお話、そしてターボSの試乗記は10月号です。

そうそう、ターボSとともにパナメーラ・ディーゼルも試乗できました。
カイエンはあくまでSUVだから、と言ってしまえなくもないですが、
ついにパナメーラにディーゼルです。
しかし、さすがポルシェと言うべきか、これが驚くべきディーゼルでした。
動画も撮ったのですが、設定が悪かったようで、
インジェクターノイズが酷いディーゼル音のように聞こえ、
本来の印象とはまったく異なる形で撮れてしまいましたので、
泣く泣く割愛致します……。

photo:CG
カメラ:オリンパスXZ-1

(CGテストグループ)

SOCIAL MEDIA