Making of CAR GRAPHIC

2015年5月

5月27、28日の2日間にわたり、代官山 蔦屋書店で素晴らしいイベントが開催されました。なんと、あの962Cの実車が2台も展示されたのです! 弊社刊行のCカー写真集発売ともタイミングがばっちり合い、クルマ・バイクコーナーではありがたいことに我らが写真集を“フロントロー”に陳列していただきました。

いまや代官山を象徴するスポットといえる蔦屋書店の屋外エリアに置かれた962C。クルマ好きそうな方々はもちろんのこと、多くの女性や若い方々が足を留めて写真を撮っているのが印象的でした。

「これ、なぁに?競走用のお車?」 上品そうなマダムに声をかけられ、かくかくしかじかレースで活躍した旨をお話差し上げると「闘うために作られた姿だから、こんなに格好いいのねえ」といたく満足げに眺めていらっしゃいました。

闘うこと、勝つことを追い求めて生まれたその姿。それを駆る人、見守る人、叱咤激励する人。そして、その周りの空気も含めて切り取った写真をたっぷり詰め込んだ写真集は、962C展示が終わった後も、代官山 蔦屋書店で実際に手にとってご覧になっていただけます。

CAR GRAPHIC編集部
(写真・峯 竜也)

グループC。
スポーツカーの究極体のひとつともいわれたマシーンたちは、
世界のレースシーンを熱狂の渦に巻き込みました。

ポルシェ956/962CからランチアLC2、ジャガーXJR、ザウバーC9、童夢RC83、ニッサンR90CP、マツダ787B−−きら星のごとく名を連ねた名馬たち……。
彼らを駆るドライバーたちからほとばしった汗の一粒一粒を、
勝負の残した傷跡のひとつひとつを、歓喜し絶望するひとりひとりを、限りなく切り取った写真がここにあります。

それらをまとめたのが本写真集です。
1981年から1991年までのルマンに舞台を絞り、原 富治雄さんという日本のレースフォトグラファーの第一人者がファインダー越しに覗いた一瞬の光を、一冊にまとめました。

サルトの空に響きわたる、闘う狼たちの雄叫び。
ページをめくるたびに、あのエンジンサウンドが聞こえてくるかもしれません。
あの熱狂を、もう一度。


CAR GRAPHIC PHOTO COLLECTION
Group C Le Mans 24h 1982-1991
グループCカー写真集
ルマン24時間耐久レース 1982~1991年

写真|原 富治雄

A4横 上製 120ページ
本体8000円+税

発行元:株式会社カーグラフィック

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