Making of CAR GRAPHIC

2011年8月

「ゾリチュードリンクでレースを見て、レーサーになろうと決めたんだ」
と教えてくれたのは御年83になる往年のドライバー、ハンス・ヘルマン。
1960年代でその歴史に幕を下ろしたゾリチュードリンクは、
我々日本人にはほとんど馴染みのない存在ですが、
ドイツ、特にシュトゥットガルト周辺の人々にとっては、
忘れられない思い出を残しているようです。
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CGスタッフはドイツで行なわれた、
パナメーラ・ターボSの試乗会に参加してきました。
速度無制限区間を含むアウトバーンのあるドイツ以外では、
この車の試乗会は開催不可能でしょう。

良い車はどんな速度で走っても良いものですが、
パナメーラ・ターボから強化された+50psのパワーと、
0-100km/h加速タイム3.8秒という異様なパフォーマンス。
これを体感しなければ、ターボSの試乗会に来た意味はありません。

しかしながら、普通のパナメーラ・ターボでも、
5m級4WDでありながら、“ノーズが浮く”全開加速をするのに、
それより速いなんてどういう車なのだろう……というのが、
試乗するまでずっと疑問でした。
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「屋根裏部屋から出てきた。これ、あげるよ」
あるOBの方から、この腕章を頂きました。
フエルト生地を丁寧に切り抜いて縫い付けたかなり立派な作り。
聞けば60年代に使われていたものだそうです。
普通なら「すごい」とか「懐かしい」とか、
そのあたりが順当な反応なのでしょうが、私の第一印象は、
「これ、何に使ったんだろう」でした。
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