「ゾリチュードリンクでレースを見て、レーサーになろうと決めたんだ」
と教えてくれたのは御年83になる往年のドライバー、ハンス・ヘルマン。
1960年代でその歴史に幕を下ろしたゾリチュードリンクは、
我々日本人にはほとんど馴染みのない存在ですが、
ドイツ、特にシュトゥットガルト周辺の人々にとっては、
忘れられない思い出を残しているようです。

自動車生誕125周年を迎えた今年、
ドイツは「オートモービルサマー2011」というフレーズを掲げて、
ちょっとしたお祭り状態が続いています。
その一環として、ゾリチュード・リバイバル2011が開催されました。
このリバイバル・イベントは毎年行なわれているわけではなく、
前回は2003年だったようです（プログラムがドイツ語なので正確には分かりませんが）。
来年も実施するかは今年の出来次第、ということらしいですが、
観客として見ている限りは車の質、入場者数ともに
大成功だったのではないかと思います。

タイムスリップしたかのような独特の雰囲気と、
驚くほど近いヒストリックカーとの距離。
それを少しでも味わって頂くべく、動画を用意しました。
定点観測の詰め合せのような動画で、まったく説明などないものですが、
音と雰囲気はかなり楽しんで頂けるのではないでしょうか。
（音声が歪んでいるところがあるのは、排気音が大き過ぎるためです。）

動画は720i（1280×720）でアップしております。
ちなみに、ブログに貼付けてある他の動画も、
ほとんどはこの解像度です。念のため。

photo & movie：CG
カメラ：オリンパスXZ-1、ソニーHDハンディカム

（CGテストグループ）